久しぶりの更新となります。今回は時事ネタです。早速ですが、先日アメリカでトランプ政権の中間選挙が行われました。この話題を会社でしたところ、社会ニュースに疎い某若手社員から、
「なぜアメリカの選挙が日本のニュースでこんなにたくさん扱われているのですか?」
と質問されました。確かに世界情勢について詳しく分からないという方には理解するのが難しい話題かもしれません。
「アメリカが世界の中心だからですか?」
半分当たっているような気もします。答えは「この中間選挙の結果が少なからず日本や世界に様々な影響を及ぼす可能性があるから」です。

とは言われても何が何だかよく分からないと思います。Googleで調べようと思っても新聞社やテレビ局などの頭の良い解説者が説明した難しい説明ばかりだと思います。それで調べるのを止めてしまったというのは勿体無い。せっかく調べようと思ったそのやる気が無駄になってしまうのは残念です。

そこで今回はそんなあなたにアメリカ中間選挙について中学生でも理解できるように分かりやすく解説をしたいと思います。全てを理解するのは難しいかもしれません。ただ少しでもこのサイトがお役に立てれば幸いです(政治の専門的な話は致しませんので専門的な内容をご期待された方はここで退出頂いた方がよいかもしれません)。


記事内容

・アメリカ中間選挙とは?
 ―中間選挙の結果が大事な理由
  ―法律を作る人を決める選挙
  ―政策を実行するには法律が必要
  ―目標は次も大統領に当選すること
・中間選挙の結果とその影響は?
 ―トランプ大統領の政策はどうなるか?
  ―国内での実績・成果が付きにくくなる
  ―外交に注力する可能性が高くなる
  ―貿易戦争と国際平和
・まとめ

以上の内容でお届けします。
   

アメリカ中間選挙とは?


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そもそも中間選挙とはアメリカの国会議員を選ぶ選挙のことで、大統領選挙と大統領選挙のちょうど中間に行われることからそう呼ばれています。アメリカの大統領選挙は4年に1回行われますので、中間選挙は大統領選挙から2年後に行われることになります。この結果がアメリカの大統領にとっては非常に大事になってきます。

【中間選挙の結果が大事な理由】

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1)法律を作る人を決める選挙
では何故中間選挙の結果が重要なのでしょうか?先ほど説明したように中間選挙は国会議員議員を選ぶ為に行われます。では国会は何をする機関だったでしょうか?中学生の社会の勉強を思い出してください。そうですね、国会は立法府=法律を作るところでした。つまり法律を作る人たちを決める選挙だということです。

2)政策を実行するには法律が必要
では何故法律を作る人たち決める選挙が重要なのでしょうか?トランプ大統領の立場になって考えてみましょう。トランプ大統領は行政府の長です。行政府というのは、国民の為にあらゆる政策を立案し、実行するのが仕事です。例えば貧困の人たちを救うための政策を実現したり、自国が不利にならないように外国と交渉したりすることです。これらがトランプ大統領のお仕事です(もちろん日本なら安部首相がそれに当たります)。ここで大事なのはいくら国民の為の素晴らしい政策を作ったとしても、それを実行するには法律を作る(変更する)必要があるということです。

3)目標は次も大統領に当選すること
なんとなく分かって来ましたでしょうか?つまりトランプ大統領からすると、自分がやりたい政策を実行するにはまず法律が必要。その法律を作る人たちが、トランプ大統領の考えに賛成する人たちで占められていれば、やりたいことが実現できるということなのです。例えば学校でもクラスで何かやることを決める時には多数決ですよね。反対が多ければ実行できません。賛成が多ければ実行できますよね。

なので、中間選挙ではトランプ大統領と考えの近い共和党の人たちが多く当選すれば、トランプ大統領の政策が実行できるということです。

そしてトランプ大統領の政策によってアメリカ国民が豊かになり、トランプ大統領を支持する人が増えれば次回の大統領選挙でもトランプ大統領が再度当選する確率が高くなります(アメリカの大統領は2回まで続けてなることができます)。その為にも今回の中間選挙はとても大事であったということです。

ここまでお分かり頂けましたか?


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中間選挙の結果とその影響は?


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それではその中間選挙の結果はどうだったのでしょうか?
  • 上院では100議席中過半数の51議席をトランプ大統領の共和党が獲得
  • 下院では435議席中過半数の223議席を反対勢力の民主党が獲得
という結果になりました。

ここで新たな言葉が出てきました。上院・下院ですね。アメリカには議会が2つあります。上院が各州からそれぞれ2名選出されるのに対し、下院は人口に応じて小選挙区で選ばれる議会です。私も知らなかったのですが、日本の衆議院のようにどちらかが強いということは決まっておらず対等の関係に一応あるそうです。それぞれで意見が食い違った時にはその政策・法律の内容につきすり合わせが行われるそうです。

【トランプ大統領の政策はどうなるか?】

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1)国内での実績・成果が付きにくくなる
では上院でトランプ大統領の共和党が、下院で反対勢力の民主党が過半数を取ったということはどうなるのでしょうか。ちなみに今回の中間選挙前はいずれも共和党が過半数を取っていました。今回、下院で反対勢力が過半数を取りましたので、トランプ大統領がやりたいと考えている政策が通りにくくなることが予想されますね。

つまりトランプ大統領の国内での実績・成果が付きにくくなるということです。トランプ大統領の目標は次回の大統領選挙でも当選することでした。再選する確率が低くなってしまったということになると思います。

2)外交に注力する可能性が高くなる
ではトランプ大統領はこのまま指をくわえてじっと耐えるばかりなのでしょうか?それは違います。このまま何も出来なければ、次回の大統領選挙で落選してしまいます。なのでトランプ大統領としては何とか実績・成果を付けてアメリカ国民を豊かにして、次回も当選できるようアピールをする必要が今まで以上に出てきます。

そのアピールをする場が外交です。国内の政策が難しいなら、外国との交渉で自国を有利な立場に持っていければ国民も豊かになりヒーローになれます。ヤンキーからいつも攻撃を受けているクラスメイトを救ったら一躍ヒーローになれるのと同じです。

3)貿易戦争と国際平和
この外交でのポイントが貿易と国際平和なのです。

まず貿易では、アメリカは中国や日本などに対し巨額の貿易赤字を出しています。中国や日本からたくさん物を買っていて、逆に中国や日本に売っているものが少ないということです。そこでアメリカは中国や日本から入ってくるものに対して大幅な関税をかけようとしています(もう実施しているものもあります)。貿易戦争というやつです。

関税とは、自国の産業を守るために輸入品に対して税金をかけることです。例えば日本では、お米に対してはかなりの関税がかけられています(1kgあたり341円)。外国から安いお米が入ってきたら日本のお米が売れなくなってしまいますよね。そうなると米農家がどんどん辞めなければいけなくなってしまうのでそれを防ぐ為に行っているものです。

それと同じでアメリカも中国から入ってくる安い鉄鋼や金属、日本から入ってくる安い自動車などに高額な関税をかけようとしています。そうすればアメリカ内の企業が作る製品が売れて、アメリカ人も豊かになるという考えです。

中国や日本だけではなく、貿易はたくさんの国々と行っていますから今後貿易戦争は更に激しくなって、トランプ大統領はアメリカが有利になるようにどんどん諸外国に要求していくでしょう。それが次の大統領選挙に向けてのアピールになるからです。

ちなみに日本の主力産業である自動車に高い関税がかけられたら、日本の経済はすごく苦しくなるでしょうね。かなりの数をアメリカに輸出していますから。

また国際平和という観点でも、核開発を行っているというイラン北朝鮮への対応も厳しくなっていくでしょう。核開発はアメリカにとって脅威です。その脅威を取り除けばアメリカのヒーローになれるという図式です。

日本にとってもイランからは原油を買っていますし、北朝鮮は近所の話です。原油価格が上がる可能性もありますし、北朝鮮に関してはどういった方向性でトランプ大統領が落としどころを考えているか不明の為、注視する必要があります。

まとめ


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いかがでしたでしょうか。少しはお役に立てたでしょうか。

まとめると
  • 中間選挙はアメリカの国会議員の選挙
  • 国会議員は法律を作る人
  • 政策を実行するには法律が必要
  • トランプ大統領は次回の大統領選でも当選したい
  • 再選するには実績・成果が必要
という前提がありました。

そして中間選挙の結果から、
  • 国内の政策は通しにくくなった
  • その為、外交に注力する可能性が高くなる
  • 結果、貿易戦争や国際平和への関与が強まる
  • 日本も他人事ではない
という結論です。また何か良い話題があればこのような時事ネタも書いていきたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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